
こんなお悩みありませんか?
- 災害のニュースを聞くたび不安になるが、具体的な対策は何もしていない
- 簡易トイレの必要性が、よく分からない
- 自宅のごみ袋や新聞紙で用を足すのはだめなの?
この記事を読むと分かること
- 簡易トイレの重要性
- 簡易トイレの気になる疑問
- どんな簡易トイレを購入したらいいか
簡易トイレ選び5つのポイント
- 液体(中身)がモレないか?
- 臭いは出ないか?
- 中身が見えたりしないか?
- 衛生面の心配はないか?
- 使いやすさはどうか?(使用面、保存性)
Contents
災害時、簡易トイレの重要性
急な地震、台風や集中豪雨、それに伴う停電や断水。日本列島を襲う災害が頻発し、毎年その激しさも増加しています。
ひとたび災害に直面すると、今までの日常生活が一変してしまう事態になりかねません。
「災害が起こればトイレも被災する」
これは国土交通省が作った、災害時の格言です。地震や台風などでマンションや自宅が被災してしまうと、排水管の破損、上下水道の異常、断水などによって、数日間トイレが使用できない状態になってしまうことがあります。
災害発生時に、被災者がもっとも苦労するのが、この「トイレ問題」なのです。
トイレを我慢すると、健康に影響を及ぼす
人間は、食事を我慢することはできますが、長時間トイレを我慢することはできません。
トイレが使えなくなると、人は意識的に水分や食品摂取を控えるようになります。その結果、栄養状態の悪化や脱水症状、静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)等の健康被害を引き起こしてしまうのです。
こうしてトイレを我慢することで、健康に悪影響が出てしまいます。
災害時には、簡易トイレが活躍
災害時、水が流せない、トイレが使えない場合に役立つのが簡易トイレです。
トイレが必要になる場面は自宅だけとは限りません。万が一、避難所生活になった場合でも、簡易トイレの備蓄があれば、トイレに困ることなく過ごすことができます。
簡易トイレ選び5つのポイント
- 液体(中身)がモレないか?
- 臭いは出ないか?
- 中身が見えたりしないか?
- 衛生面の心配はないか?
- 使いやすさはどうか?(使用面、保存性)
1.液体(中身)がモレないか?
用を足した後、中身が漏れないのか気になりますよね?
実際の簡易トイレは凝固剤で用便を固めてしまうため、液体として中身がもれることはありません。凝固剤は、簡易トイレに付属しています。
一般的な凝固剤は、吸水ポリマーでできており、これは紙おむつや生理用品等にも使用されています。
2.臭いは出ないか?
処理物を放置しておいて、臭いは大丈夫なのかも気になるところです。
防臭対策として、凝固剤の中に消臭剤をブレンドした商品も販売されています。
凝固剤の中にブレンドされている消臭剤が、臭いの元であるアンモニアやメチルメルカプタンの発生を抑えるため、臭いの心配は軽減されます。
また、処理袋が簡単に破れない、厚手のPEポリエチレンで作られているため、通常使用によって袋が破れ、臭いを発生させることはありません。
3.中身が見えたりしないか?
固まっているとはいえ、自分のしたものが袋の外から見えてしまうのは、精神的に快適とは言えません。
ですが簡易トイレ専用の処理袋には、黒や青など中身が見えないよう色の付いたものが使用されています。そのため、処理物の中身が袋の外から見えることはありません。
その点、自宅にある普通のゴミ袋を使うのとは違います。
4.衛生面の心配はないか?
用を足した後、ただ固めるだけだと衛生面は大丈夫なの?って思ってしまいますよね。
この点についても、凝固剤の中に抗菌作用のある成分を混ぜており、ノロウイルスなどの感染防止に役立ちます。
消臭とも関連しますが、抗菌作用で菌が繁殖しないため、嫌な匂いの増加を抑えることができるのです。
5.使いやすさはどうか?
最後はやっぱりトイレの使いやすさ。
非常時に使うものだからこそ、いざという時すぐに使えて、長期備蓄、保存ができるかがポイントです。
災害時には、以下の流れでトイレを使います。
排便袋を便器にかぶせる→凝固剤を入れる→用を足す→排便袋を取り出す→処理袋に入れ、ゴミとして捨てる
セッティングは非常に簡単です。20~30秒で便器に取り付け可能です。
また排便袋のサイズも、大きすぎず、小さすぎないことが使いやすさに関係します。
大きすぎると処理をするときにかさばるし、小さすぎると袋の口をしっかり縛れないからです。
次に商品の保存性ですが、こちらはアルミ製のパウチに凝固剤が封入されており、使用期限は15年となっています。
緊急時の備蓄用としては十分な長さではないでしょうか。
まとめ(【災害対策】 簡易トイレ選び 気になる5つのポイントを解説)
災害時にもっとも重要なトイレ問題に関して、簡易トイレ選び5つのポイントを解説してきました。
簡易トイレ選び5つのポイント
- 液体(中身)がモレないか?
- 臭いは出ないか?
- 中身が見えたりしないか?
- 衛生面の心配はないか?
- 使いやすさはどうか?(使用面、保存性)
実際の災害では、数日から数週間にわたって断水が続くケースが考えられます。
緊急性を考え、備蓄としては少なくとも1週間分をストックしておくと安心でしょう。
わたしたちはトイレがなければ生きていけません。災害時のトイレについて、日頃から少しずつ準備をしておきましょう。